ステップアップがデメリットになるケースがある。

ステップアップの大きなデメリットの1つは、治療を進めるうちに、多くの月日が流れてしまうということです。

タイミング法を1年おこなったあとに、人工授精を5-6回おこなうと、あっという間に2年ぐらいの歳月が流れてしまいます。

2歳年をとってしまうわけです。

もう1つのデメリットはベジママのような安全な妊活サプリとは全く異なる、薬剤の弊害です。

薬剤による排卵誘発を長期間続けていると、女性のホルモンバランスを崩し,かえって妊娠しにくい状況をつくり出すことにもなるのです。

このようなデメリットを回避する方法のひとつが、「ジャンプアップ」という考え方です。

不妊治療は結果がすべてという医療ですから、年齢や不妊の原因を考慮しながら、カップル自身にとって妊娠にもっとも近づく方法を選択することがたいせつであり、ステップアップはそのための1つのブランに過ぎないということを認識しておく必要があると思います。

IVFLesson19・ステップアップは有効な場合も、妊娠を遠ざける場合もある。

※ジャンプアップという選択肢

それぞれのステップの期間や考え方は医師によりまちまち。

不妊治療は、不妊の因子が特定されれば,当然それを改善するような治療をおこないます。

しかし、不妊では、原因が特定できない機能性不妊(原因不明不妊)というケースが全体の2030%を占めます。

このような場合、通常ステップアップという方法がとられます。

すなわち、最初に卵胞チェックによるセックスのタイミング指導(タイミング法)をおこない、それで妊娠しなければ第二段階として人工授精をおこなう。

そして、それでも妊娠しなければ、高度生殖医療にエントリーすることになります。

それぞれのステップの期間をどれくらいに設定するかは、医師によって考え方はまちまちです。

私はこうした不妊治療の階段を上がっていくステップアップに対して、当サイトのなかで、ステップダウンという考え方を提唱しました。

私の提案に対して本当に多くの方が共鳴され、たくさんのメールを受け取りました。

実際に、不妊治療をやめたら妊娠したとか、人工授精をおこなっていた方が私のもとで妊娠されるケースが相次いだりしたことが、ステップダウンという考え方のヒントになりました。

そしていま私は、ステップアップ、ステップダウンがあるのなら、「ジャンプアップ」もあってもいいのではないかと思っています。